茶道の炉開き
11月に入り、先日は茶道の「炉開き」でした。
11月は亥の月(いのつき)ともいわれ、イノシシが火に強いことから、亥の月・亥の日・亥の刻に
「こたつ開き」や「炉開き」をすると 火災から逃れることができるのだとか…
今年は11月11日ですが、それに先立っての「茶道のお正月」
紋入り無地の着物で出向き「おめでとうございます!」でお稽古が始まりました。
毎年この日の主菓子は 多産にあやかりたり「ウリ坊」に見立てた「亥の子餅」
そして師匠が「お汁粉」と「けんちん汁」を振舞って下さいます。
四国生まれの私は「亥の子突き」の風景が 朧気な記憶として甦ります。
この日に 男の子達が 集団で数え歌を歌いながら 亥の子に見立てた石で
地面を突いて近所の家々を練り歩くのです。
無病息災・五穀豊穣・子孫繁栄を願う年中行事…
伝承している地域はあるのでしょうか…
今思えば まるで「ハロウィン」
遠い遠い セピア色の記憶です。