朗読レッスンに参加して下さる方の中には、「小学校や図書館で読み聞かせをしていた」という方が沢山いらっしゃいます。
その方々からよく質問されるのが
朗読 と 読み聞かせ は、どう違うのですか?
ということです。
読むことについて、考えてみましょう!
目読
視読とも言います。文字を見ただけで意味を理解しながら文章を読んでいる状態です。
頭の中で文字を音声化するプロセスを経ないため、非常に速く文章を読むことができます。
黙読
声に出さないだけで、文章を一字一句 頭の中で音声化して読んでいる状態です。
音読
文章を声に出して読むことです。
目読・黙読・音読は、自分だけの作業です。
相手を意識した技術はいりません。
アナウンス
放送によって ニュースや案内などを正確に感じよく伝えることです。
これよりは、自分だけでなく、聞いてくれる相手が登場します。
アナウンスの相手は、不特定多数です。
ナレーション
映画やテレビなどで、登場人物の心理状態や情景・筋などを 説明することです。
テレビナレーションなどは かなり個性的で「聞かせる」技術を要しますが、あくまで映像を助けるためのもので、例えば「観客が舞台上のナレーションを聞くために集まる 」ということは ありませんよね?
従って ナレーションの相手も 不特定多数です。
読み聞かせ
乳幼児から小学校年齢の子供に対して、話し手が絵本などを一緒に見ながら音読することです。
目の前に相手がいます。
絵が主役。読む技術より暖かい雰囲気が大切です。
朗読
目の前の複数の人に対して 心に響くように 朗々と感情を込めて 詩歌や文章を読むことです。
読み手が主役です!
表情や立ち居振る舞いの雰囲気も大切ですし、何より きちんと届く声のための腹式呼吸が欠かせません。
語り
目の前の聞き手に向かって 叙情的な内容を 独白的に物語ることです。
芝居の要素が入ってきます。
どうですか?
読む にも色々ありますね!
朗読には、相手の心を震わせるだけの 技術が必要です。再度申し上げますが、まず きちんと声を届ける 腹式呼吸が欠かせません。
また、目力・笑顔・美しい姿勢も、大切な要素になってきます。
それが とりもなおさず、普段の話し方や立ち居振る舞いまでも美しくしてくれます。
更に 朗読の舞台で人前に立つことで アドレナリンが出て 、誰かのために と思うことが 幸せホルモンを出してくれるので、何よりのアンチエイジングにつながってくるのです。
さあ あなたも、朗読レッスン を 始めてみませんか?