９月に旅立った母に故郷を見せてやるため、１１月のある週末　愛媛に帰省しました。

　　

「お別れの会」の時と同様、「偲ぶ会」でも私が司会をしながら

故郷を後にしてからの様子などを 懐かしい皆さんにお伝えし、

言葉にできないくらい 暖かい時間が流れました。

 

「ありがとう」を何十回も言っていた母のために、

心のこもったお手紙も沢山頂きました。

翌朝歩いた シャッター通りとなった町並みや段々畑や海…

俳句を嗜む友人が、こんな歌を詠んでくれました。

産土の海に還るや冬鷗 自宅に戻り

近所に新しくできた霊園の手続きをする朝

庭の馬型のフラワーポットに 可愛いモンキチョウが止まっているのを見つけました。

慌てて写真を撮った私ですが、なんと翌日も何度見てもそこにとどまっていて…

結局夕方まで１日半も そこにいてくれたのです。 「母の化身」と確信した私でした。