秋らしくなってきた。 ～芸術の秋に向けて～

ソプラノとヴァイオリンの夕べ

永山智子・三瀬俊吾　ジョイントリサイタル

　ピアノ田中理恵

アナウンサー事務所のマネージャーに誘って頂いて向かったのは、中央線の阿佐ヶ谷。 阿佐ヶ谷は商店街が充実した街。 レトロと新しさがコラボして　迷路のような路地のあちこちに それぞれ「いい雰囲気」のお店がある。 数十年前の学生時代、隣の高円寺からバスで１０分ほどの野方に住んでいた。 阿佐ヶ谷にも友人がいて しょっちゅう来ていたけれど、こんな素敵な街だっただろうか… 吉祥寺ほど洗練されてもなく　いい具合に「昭和」を感じつつ路地を進むと お目当ての喫茶店があった。ただの喫茶店ではない。「名曲喫茶」だ。その名も「ヴィオロン」♪ 主宰のソプラノ歌手 永山さんのソロでコンサートは始まった。 そして　ヴァイオリン～

 

クライスラー　バッハ　チャイコフスキー　 やはり　Ｇ線上のアリアは　何度聴いても　心に響く…

 

後ろ姿のピアニストも　優雅な癒しの曲を奏で…

永山さんと　記念撮影[emoji:e-94]

秋の日の 　ヴィオロンの溜息の 　身に沁みて 　ひたぶるに  うら悲し

ヴェルレーヌの詩を　自然に思い出した。 最近は　外資の喫茶チェーン店ばかり目にするようになったけれど 「学生街の喫茶店」と呼ぶのがまさにふさわしい「ヴィオロン」に 時を超えて　学生時代の自分がいる風景を　思い浮かべた