届く言葉と人間力~朗読指導者養成講座に思う~
先週末は 日本朗読文化協会主催の 月に1度の朗読指導者養成講座でした。
講師は 前回に続いて NHK沖縄放送局のディレクター渡辺考氏。
5月15日は、沖縄本土復帰50周年…
戦争を通してヒューマンドキュメンタリーを数多く描いてこられた渡辺氏のまなざしは
静かで深いものでした。
今 ウクライナで起こっていること…
私は先日 国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に毎月少しずつ寄付をする
「国連難民サポーター」になりました。
何か自分にできることを行動で示したい!
そして孫達に、今起きていることをきちんと伝えて
「自分ごととして捉える」人として育っていって欲しい…
渡辺氏の講義は、ネット世代とテレビ世代 フェイクニュースとどう向き合うか
改めて考える良いきっかけになりました。
渡辺氏はおっしゃいます。
「ひとたび戦争が起きてしまったら、メディアは無力。
戦争が起きてはいけない と思ってもらう 抑止力となるための
番組作りをしていきたいです。」と。
そして 朗読家である私達に こんな言葉を下さいました。
「生きていく上では 小さな言葉が大切」
大きな言葉は力強くて危うい。
家族や周りに向けた ささやかで暖かい 小さな言葉を大切にしてほしい。
自分に酔って「したり顔」だと伝わらない。
淡々と 感情を抑えながら その事実を伝える。
届く言葉は静かな言葉。
小手先のテクニックではない。
削って削って 研ぎ澄まして
最後に大切なのは 人柄 思想性 人間力!!
精進します。