雪の日の初釜
茶道の初釜でした。
亡き伯母の形見である 茶道具の柄の付け下げを着て
雪の降る中 訪ねると…
かかっていたお軸は 百人一首
「朝ぼらけ 有明の月と みるまでに
吉野の里に ふれる白雪」
坂上是則「古今集」
明け方、空がほのかに明るくなって来た頃、有明の月かと思うほど明るく
吉野の里に白々と雪が降っていることだよ。
香合は 今年の干支「寅」
師匠の心遣いに感謝しながら 今年も精進したいと思いました。
長板の中置の薄茶と濃茶で 稽古初めでした。