朗読教室・司会・ナレーション・話し方レッスン・マナーレッスン、松坂貴久子

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松坂貴久子公式ブログ ~人生100年きらめき術~

輝く女性になるために。日常の出来事から、各講座の様子まで

7月も半ばを過ぎ、お盆休みの計画も決まる頃。
「お盆に田舎に帰ったら 親の家の片づけをしなければ…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

愛媛で一人暮らしだった母を埼玉に呼び寄せ 共に暮らしながら介護し 2年前に看取った私。
呼び寄せる時、家一軒分の荷物を かなり断捨離しました。
その経験と整理収納アドバイザーの視点から、何回かのシリーズで、親の家の片づけについて お話ししたいと思います。

年老いた親の住む田舎に帰省して 片付けようとする際、それぞれの親の身体と心の健康状態で そのやり方は全く違うものになってきますよね。認知が始まっていて身体は健康な方と 判断力は以前のままでも身体が思うようにいかない場合では、手順や声掛けがおのずと変わります。

わが家の場合は内臓の病気でした。 病がわかってから数年間の遠距離介護の後、こちらが「一緒に暮らそう」と 呼び寄せる話をもちかけて 本人が決意するまで、2年の時を経ました。
そうです。住み慣れた土地を離れる決心を固めるには それだけの心の準備期間が必要でした。

本人が心を決めてから引っ越しまで 8か月。
身体は病気でも認知などは無かったので、埼玉に持って行く荷物を選別するに当たり、あくまで本人が決めることを重視し私は助言に徹しました。母にとっては、モノと対話しながら 人生の思い出と対話しながらの8か月だったと思います。
4トントラック1台分の荷物を業者に処分してもらおうとすると50万円かかると言われています。
それはあまりにもったいないので、 なるべくお金のかからない形で断捨離する方法を工夫しました。

★埼玉で同居する部屋とほぼ同じ広さの部屋(引っ越し部屋と名付ける)に 絶対持っていきたい物を 移していく。

★ 引っ越し部屋以外の部屋に残った品は、常に家を開放し、近所の人や友人 更に 家の買い手の方に 好きな物を貰って頂いたり モノによっては 買って頂く。(いわゆる フリーマーケット)

これは、ひとり暮らしといっても たくさんの知人友人に囲まれて 鍵もかけずに済むような 田舎特有の暮らしぶりが成せる技だったかもしれませんが…
いずれにしても 断捨離や整理や片づけとは、必要と不要を分けるところから始まります。次回は その線引きについてお話ししたいと思います。

 

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