母の引っ越し(1)
生れてこのかた80歳になるまで一度も愛媛の片田舎の町以外で暮らしたことのない母が いよいよ首都圏の我が家に引っ越して来る日が近づき、
私は手伝いに帰省しました。 帰る故郷が無くなる私のために、幼い友達が松山に集まり、送別会を開いてくれました。
ビールの前にヘパリーゼで乾杯!どんだけ飲む気?(笑) 保育園時代からの思い出話に花が咲きます。
私からプレゼントした模様違いの扇子を手にパチリ!
松山でのんびり一夜を過ごした翌日 友達の車で国道56号線を通って実家の町へ・・・
18才で家を出て、帰省で松山空港に降り立つ度に 母が車で迎えに来てくれたものです。
少しずつ都会に染まっていく私を この道の景色が愛媛県人に戻してくれました。
実家の町では引っ越すまでの1週間で 私がCMナレーションをしている 四国銘菓「ハタダの御栗タルト」を配りながらの100軒もの挨拶回り!
皆さん口々に「CM観てるよ!」と言って下さいます。
それにしても「いなくなると淋しい」と皆が涙ぐんでくれる母の人望には今更ながら脱帽です!