庭に咲いたヒヤシンス
庭のヒヤシンスが 3色それぞれ花開きました🌺🌺🌺
昨年の暮れに「柿の種」という 寺田寅彦の随筆を朗読しましたが、
その中に チューリップとヒヤシンスの盛衰を描いた小品があり、
「ヒヤシンスの生き方」を見届けてくれ、球根を植え付けたのです。
「始めに勢いのよかったチューリップは、年々に委縮してしまって、今年はもうほんの申し訳のような葉を出している。
つぼみのあるのも少ないらしい。
これに反して、始めにただ一本であったヒヤシンスは、次第に数を増し、それがみんな元気よく生い立って、
サファイヤで造ったような花を鈴なりに咲かせている。
そうして小さな花壇をわが物のように占領している。
この二つの花の盛衰はわれわれにいろいろな事を考えさせる。」
ヒヤシンスだけでなく、我が家の庭には
ネモフィラ・ビオラ・雛菊・花かんざし…
春を精一杯告げてくれていて、その花達に誘われるように
鳥もまるで「庭をわが物のように」(笑)飛び回り、毎朝賑やかです💓
そうそう、「柿の種」の朗読はYouTubeにアップしてありますので、良かったら聞いて下さい!