母の旅立ち
9月11日 前日からの豪雨が上がり 青空が見え始めた時 母が旅立ちました。
家族に囲まれ 眠るような本当に安らかな最期でした。
7月に「奇跡の復活」を遂げてから 私は覚悟を決め 「その日」の準備をしてきました。
そして決めたのです。 葬儀ではなく、前代未聞 喪主である私が司会をする「お別れの会」を開こうと…
前日の通夜は家族と 母がこちらに来て 芯から心を通わせた二人のお友達のみ…
母のことを語りながら 思い出の手紙や写真を見て 笑ったり涙したり
この時のためにゆっくり心の準備をしてきたので
通夜でしみじみ眺めるもの・式場入り口に飾るもの・祭壇に捧げるもの・棺に入れるもの すべて 母が喜びそうなものを吟味することができました。
そうして迎えた「お別れの会」 「今まで何百回と司会をしてきた経験は全てこの日のためにあった」と思えました。
会場には、母がこちらに来てから知り合いになった方々と 私の心からの友人が集まってくれました。
★母の人生をまとめた御礼状のナレーションから すでに会場ではすすり泣く声…
★大好きだった「この道」を全員で歌い捧げる時には咽び泣く声…
★読経後のお別れの言葉も優しさに溢れ
★病が判明した後に母がくれた私への手紙に波乱万丈を実感!
★スライドショーでしみじみと振り返り
★夫が思いの丈を語りました。
★思い出のショパン「雨だれ」が流れる中を献花♪ 棺の中の母は まるで花咲山に佇む花嫁のように綺麗でした。
そして蓋が閉じられ…その上には あと一週間で81歳の誕生日を迎えるはずだった 母へのプレゼントに 私が手作りしたアレンジメントフラワーを乗せました。
1年3か月前に田舎を引き払った母… 楽しい思い出はもちろんですが、大変なことも色々ありました。
「できることは全てしてあげられた」と思え、今はむしろ爽やかです。 そんな気持ちにさせてくれた母に感謝です。