司会・ナレーション、話し方・スピーチレッスン、朗読レッスン、マナーレッスン、松坂貴久子

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松坂貴久子公式ブログ ~人生100年きらめき術~

輝く女性になるために。日常の出来事から、各講座の様子まで

五月のとある週末、またふとドライブがてらどこかに行こうと思い立ち あてもなく車を出した。 「どっちに向かう?」といいながら自然にハンドルを江戸川方面へと切っていた。 私の住む三郷は 埼玉の東南端。江戸川を渡れば千葉の流山、そして江戸川沿いを南に下ると、 30分もしないで 東京葛飾に入る。 葛飾で最初に目にするのが 寅さんで有名な柴又。 そしてその川岸に「矢切の渡し」があることは知っていた。でも考えてみたら 今まで一度も目の前までは行ったことがなかった。ふとその渡しを渡ってみたくなったのだ・・・ 「矢切の渡し」って、細川たかし や ちあきなおみ の歌で聞いたことがある。 確か 伊藤左千夫の「野菊の墓」の舞台だったような… 江戸や明治の面影をそのまま残した風景が そこにあった。
 矢切の渡し
この写真は、葛飾側の岸を漕ぎ出し、振り替えってすぐに撮影したものだ。 10分ほどで千葉の松戸に。 江戸時代、関所の検問がそれは厳しかった。関所破りは「張り付け」になったとか。 でも両岸に田畑を持つ農民は「農耕渡し舟」として行き来できたのだそうだ。 明治以降は庶民の足となった「渡し」には、歌や小説のようなドラマが、実際にもきっとあったことだろう。 五月の風が、優しく頬を撫でていく・・・

 

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